さくっと2×4(ツーバイフォー)

さくっと2×4(ツーバイフォー)って何?

さくっと2×4(ツーバイフォー)は、ツーバイフォー工法住宅の設計・生産に必要な各種図面・帳票・製作図・加工機用生産データを作成するツーバイフォー工法専用の専用システムです。ツーバイフォー工法住宅の設計並びに生産現場で業務効率アップに貢献します。

さくっと2×4(ツーバイフォー)は、設計現場と生産現場のふたつの現場へのこだわりで業務効率アップに貢献します。普段、あたり前にオペレータのスキルに委ねてしまっている設計業務生産現場や建て方現場でやってもらって当然と考えている加工業務を、ひとつ一つ見直すために凝縮された機能が満載です。

自動配置機能でスピードアップ!

専門知識が必要なスタッド・ネタ・垂木の配置も、さくっと自動配置!

  • 壁情報や開口を入力すれば、ワンクリックで壁スタッドや頭つなぎを自動配置

  • 床区画を指定すれば床ネタ・天井ネタを自動配置

  • 屋根面を入力すれば屋根垂木・鼻隠し・屋根梁などの屋根材を自動配置

スタッド同様、専門知識が必要な金物配置も、さくっと自動配置!

  • 帯金物の自動配置
    壁・開口位置を考慮し、用途に見合った金物を自動で配置します。


  • 梁受金物・根太受金物の自動配置
    梁・根太のサイズを自動判断し、最適なサイズの金物を自動で配置します。

  • その他、あおり止め金物なども簡単操作で配置が可能です。

同期機能で関連個所の変更は一発OK!

平面図と立面図の両方に発生する壁スタッド割付も、さくっと2×4(ツーバイフォー)なら平面図と立面図のどちらかを修正するだけでOK!

あらゆるシーンで発生する配置後のスタッド変更。一旦配置した材料の変更・編集作業は設計者にとって見落としの危険が潜む緊張の業務です!

修正作業で頻繁に発生する壁スタッドの位置変更やサイズ変更、また開口位置や開口種類の変更など、頻繁な作業で平面図と立面図の両方を修正する事になれば手間は倍増、ミスも心配されます。

さくっと2×4(ツーバイフォー)では、平面図や立面図で修正した内容が自動で双方に反映するため、 平面図と立面図を個別に修正する必要がなく、時間の節約とうっかりミスの防止にも貢献します。

エラー警告・お知らせ機能が充実!

設計完了時・作業中を問わず、見落としがちな材料の干渉や配置条件も、さくっと2×4(ツーバイフォー)ならワンクリック検証し、ミスを未然に防止します!

指定された間取りに従って材料を配置していたら…
要望に応じて開口を変更していたら思わぬところで…

特殊な間取りの設計や多様な要望に応じる為の設計変更。その都度求められる構造材の干渉や納まり確認はオペレータの多大な負担増につながります。
さくっと2×4ではそんな面倒なチェックもワンクリック!
図面上でピンポイントに警告箇所を指示し、警告レベルに応じた色分け表示でオペレータの負担を軽減します。

作成したプランデータを直接読める!

さくっと2×4なら計算テンプレートファイルも指定可能!


通常はファイルよりエクスポート、構造計算ソフト側でインポートをして連携しますが、さくっと2×4(ツーバイフォー)では、プランデータが「KIZUKURI2×4」では無駄な変換をしないで直接読み込みができるのです。
テンプレートファイルとのマージもでき、作業時間の短縮と入力ミスが軽減できます。

但し、「KIZUKURI2×4」でのプラン変更は、さくっと2×4に反映することはできません。

※「KIZUKURI2×4」は、株式会社コンピュータシステム研究所の登録商標です。
画面は、KIZUKURI2×4 Ver5.5 以降のものです。

屋根垂木のあたり加工設定機能を搭載!

複雑な垂木・隅木のあたり加工設定も、さくっと2×4なら納まりに合わせて設定可能!

壁や梁の条件によってあたり加工は複雑に生じます。
さくっと2×4(ツーバイフォー)では、建物仕様によって予め垂木・隅木のあたり仕様の初期設定が可能です。
設計者は壁や梁の干渉を意識する事なく、初期設定された情報に基づいて自動的にあたりを判断し、これらのあたりの情報から、加工情報を自動生成します。

合わせ柱自動設定機能を搭載!

壁の取り合わせに応じて発生する合わせ柱も、建物仕様に応じて合わせ柱の仕様を設定可能!

同じツーバイフォー工法でも建物仕様やお客様の仕様によって合わせ柱の納め方も様々。 さくっと2×4(ツーバイフォー)ではそんな設計者泣かせの要求にもお応えします!
建物仕様やお客様の仕様に応じて予め合わせ柱の仕様を設定することができます。
割付前に壁パネル割付詳細情報 に割付けのルールを設定できます。

  • 標準スタッド
    壁の中間部のスタッドの材種、等級、サイズ、本数を設定します。(階ごとに設定可能)
  • 標準スタッド(L字)
    字コーナーの勝ち壁端部のスタッドの材種、等級、サイズ、本数を設定します。(合わせ柱も設定可能)
  • 標準スタッド(I字)
    継手部勝ち壁端部のスタッドの材種、等級、サイズ、本数を設定します。(合わせ柱も設定可能)
  • 標準スタッド(T字)
    T字コーナーの勝ち壁端部のスタッドの材種、等級、サイズ、本数を設定します。(合わせ柱も設定可能)

開口セット設定機能を搭載!

大量発生する開口部の部材設定も、さくっと2×4なら納材方法を予め設定可能!

同じツーバイフォー工法でも合わせ柱と同様、開口部材の納め方も様々。さくっと2×4(ツーバイフォー)では建物仕様やお客様の仕様によって予め開口部材の仕様を初期設定可能。
設計者は開口部材の納材方法を意識する事なく、すべての開口部材について、初期設定された情報に基づいて自動設定を行います。
もちろん、自動設定以外にも開口セット部分を部材納材に変更したり、部材納材の材料を開口セットに変更するなど、手動操作にも対応しています。

屋根垂木のあたり加工設定機能を搭載!(別途オプション)

同じ部材種類でも使用部位によって加工は様々。加工形態が違えば生産現場での扱いも変わります。
さくっと2×4なら加工方法別出力物を作成可能!

さくっと2×4(ツーバイフォー)は生産現場の加工設備を意識し、効率よく加工ができるよう下記のような加工形態に応じた仕分けを行い、製作図や加工データ・帳票などの成果物を作成します。

手加工品

手加工で加工する部材を取りまとめ

3次元カットソー

3次元カットソーで加工する部材を取りまとめ

クロスカット

クロスカットソーで加工する部材を取りまとめ

断面加工

断面加工(山加工)する部材を取りまとめ

生産現場での加工後の出荷業務が効率的に行えます!

壁部材の納材形態を指定可能!

ツーバイフォー工法の壁部材は現場への納材方法も様々。
さくっと2×4(ツーバイフォー)なら納材方法を指定し、納材方法に合わせた出力物を作成可能!

ツーバイフォー工法で発生する壁部材は納材形態も建物仕様や施工場所などによって様々です。 さくっと2×4(ツーバイフォー)では『定尺納材』『プレカット納材』『パネル納材』の3つの納材形態に対応。それぞれの納材形態に応じた製作図や加工データ・帳票などの成果物を作成します

生産現場での加工前の仕分け業務が効率的に行えます!

屋根のあたりを加工に自動で反映!

手作業での加工計算が多くなる屋根の勾配に影響される部分加工も、さくっと2×4なら自動で加工指示書を作成可能!

棟部分の山加工の加工情報、隅谷木の山加工・谷加工、鼻垂木屋根面なりの加工情報なども、屋根面の納まりを自動で判断し加工指示書を作成するので、建て方現場での墨付けなどの処理も不要です。 便利な初期設定により多様な対応が可能です。

建て方現場での手動での加工業務が効率的に行えます!

その他のお役立ち便利機能

さくっと2×4には、その他にも業務効率を上げるための工夫が満載。
そんなお役立ち便利機能を一部ご紹介します。

<時間短縮にお役立ち>

  • 意匠CADデータの利用
  • 各コマンドのショートカットキーをユーザー登録可能

<利便性アップにお役立ち>

  • 平面図、立面図一括印刷(DXF出力 PDF出力も可能)
  • 図面への加筆・詳細図(DXF)の貼付けが可能
  • 集計表の編集が可能
  • 自由にサブフロアの設定が可能

図面サンプル

ご利用方法

一括買取だけではなく期間レンタルも行っています。詳しくはお問い合わせ下さい。

動作環境

対応OS Windows 10/11
メモリ 1.0GB以上を推奨
ハードウェア Windows 10/11が稼動するパソコン